階段イップスや階段恐怖症と呼ばれる症状について
2023.08.07 Category:階段に苦手意識を持っていると、自分は階段恐怖症(階段イップス)かもしれない。そう感じる人もいらっしゃいます。階段イップスは、上がるのが苦手な人と下りるのが苦手の人、その両方がいらっしゃいます。
今回は、そんな階段恐怖症についてご紹介いたします。
階段イップス(階段恐怖症)とは?
階段イップスとは、階段恐怖症とも呼ばれています。階段に対しての心の葛藤によって、筋肉や神経にまで支障が出てしまう症状のことです。
一般的に◯◯恐怖症や〇〇イップスと呼ばれているものはたくさんあり、これらは正式な病名ではなく、さまざまな症状を抱える心理的な症状のことを言います。
今まであたりまえにできていたような行為が、特に理由もなくできなくなってしまう状態を、特に「イップス」と呼ぶことが多いようです。
階段イップスの症状
階段イップスの代表的な症状は、下のようなものがあります。
・階段を下りる時に、足が上手く動かない
・階段の前に立つと震えてしまう
・階段をできるだけ下りないようにしている
・階段で足の出し方が分からなくなる
これ以外にもさまざまな症状が考えられますが、このような心理状態の時、階段の上り下りをするにはどうしたらいいのでしょうか。
一つの方法として、いす式の階段昇降機を使ってみる方法があります。階段昇降機なら、いすに乗るだけで、階段の上り下りがラクに移動できるからです。
階段昇降機の設置事例
住宅用として便利!!直線型の階段昇降機「昇助くんSEO9-R」
お住まいの長い階段も手軽に設置!!
2階にお住まいということで設置させていただくこととなりました。比較的、距離の長い階段で、上り下りがご負担であったとのことです。階段距離が標準より長いため、延長レールが必要となりました。
踊り場も問題なし!昇助くんNRO9-Rの設置
踊り場を乗り越えて移動が可能!
1階が事業所で、2階がお住まいになっている建物で、ご家族の方が、階段の上り下りが不安とのことで、設置させていただくことになりました。階段自体はまっすぐなのですが、距離が長く、中間踊り場があるため、踊り場を乗り越えて移動が可能な曲線型の機種を設置しています。
比較的狭い階段でも設置可能!昇助くんNRO9-Rの設置
階段幅が比較的、狭かったため、ご了承のもと、手すりを撤去させていただくことで設置しております。このように手すりを残せるかどうかは階段幅の影響を受け、曲線タイプの場合は制限が厳しくなります。弊社では現地調査やお見積りの段階で、撤去の必要性を判断してご相談させていただいています。
まとめ
今回は、階段恐怖症とその症状についてご紹介いたしました。階段を心理的に降りづらい場合、いす式の階段昇降機を使えば、少しは心理的負担も軽減されるのではないでしょうか。
ただし、イップスは複合的な原因で生じていることもあり、身体的な疾病が関係している可能性もありえます。医師の診断や指導を受けたうえで、検討するようにされてください。