家庭用「階段昇降機」のメリットを解説
2025.03.03 Category:
近年、高齢化が進む日本では、自宅内の階段の上り下りが困難になる高齢者が増えています。そこで注目されているのが、家庭用の「階段昇降機」です。今回は、家庭用の階段昇降機の基礎知識、設置するメリット、設置事例について詳しくご紹介します。
家庭用階段昇降機とは?

階段昇降機とは、自宅の階段に取り付けて、座ったまま安全に階段を移動できる椅子型のリフト装置のことです。
別名「階段リフト」や「いす式昇降機」とも呼ばれ、高齢者や身体の不自由な方の自宅内での安全性を高める目的で幅広く利用されています。
下のページでは、階段昇降機についてくわしく説明しています。
階段昇降機とは何か?分かりやすく解説します
家庭用階段昇降機を設置するメリット

実際にこの家庭用階段昇降機を設置することで、どんなメリットがあるのでしょうか。
階段での転倒・事故防止
自宅の階段は、日常生活の中でも特に事故が起こりやすい場所のひとつです。
高齢のご家族がいらっしゃる場合、ちょっとした段差や足元の不安定さが、大きなケガにつながることも少なくありません。実際、ご家庭内で起こる転倒事故の多くが、階段の上り下りで発生していると言われています。
階段での転倒を防ぐためには、手すりの設置や滑り止めのマット、明るい照明の確保など、いくつかの対策が有効です。中でも、階段の上り下りをサポートする簡易的な昇降機やいす式の階段昇降機は、足腰に不安がある方にとって安全かつ安心な移動手段となります。これによって、「怖いから階段は使わない」といった心理的なストレスさえも軽減できます。
自宅内での行動範囲の拡大
年齢を重ねるにつれて、身体機能の低下や病気の影響で、どうしても行動範囲が制限されがちになります。特に階段のある住居では階段が障壁となり、実質的に1階だけの生活になってしまう方も多いのではないでしょうか。
自宅の生活をより快適に続けるには、家全体を自由に使える環境を整えることが大切です。階段の上り下りがしやすくなることで、2階の寝室や書斎に気軽にアクセスできるようになり、日常生活の幅が広がります。
家族の介護負担を軽減
階段の上り下りに不安があるご家族がいると、そのたびに付き添いが必要になり、介護をする側の負担も大きくなります。特に仕事や家事と並行して介護をしている方にとって、積み重なると大きなストレスになります。
安全対策をしっかりと整えることで、介護する側、される側、どちらにとっても安心できる環境をつくることができます。
たとえば、いす式の階段昇降機を設置すれば、ご本人がひとりで安全に階段を上り下りできるようになり、介助の回数も減ります。これにより、介護者の時間的な余裕、精神的な余裕が生まれます。
設置事例
ここでは、階段昇降機の設置事例をご紹介します。
いす式で便利!!直線型の階段昇降機「昇助くんSEO9-R」


お住まいの長い階段も手軽に設置!!
2階にお住まいということで設置させていただくこととなりました。比較的、距離の長い階段で、上り下りがご負担であったとのことです。階段距離が標準より長いため、延長レールを用いて設置しています。
介護タクシーなど玄関への移動に便利!!屋外・直線型の階段昇降機「昇助くんSEO9K-L」


設置が難しい石積みの階段にも設置!!
ご利用者様はご自身では歩かれることが難しく、車いすをご使用です。介護タクシーなどを利用されるのに、玄関からの階段が問題になっていたとのこと。階段昇降機を導入したことで、スムーズに外出もできるようになりました。
電動の階段昇降機はレンタルがおすすめ
階段昇降機なら、設置するスペースも小さくて済みますし、レンタルなら費用も安く抑えられる方法があります。
まとめ
家庭用「階段昇降機」のメリットを紹介しました。階段昇降機は、階段の上り下りを支援する機械です。設置すると階段の上り下りが非常にラクになります。
設置には、階段昇降機のプロにご相談ください。ご自宅の階段では設置できるのか?丁寧にお答えいたします。