家庭用荷物リフトの選び方と設置しやすい昇降機について解説
2023.08.21 Category:階段を使わず、荷物を上り下りさせる家庭用の荷物リフトとは、どんな機械があるのでしょうか。荷物を運ぶ昇降機には、さまざまなタイプがあります。
今回は、家庭用荷物リフトの選び方、設置しやすい昇降機についてご紹介いたします。
家庭用の荷物リフトとはどんなものか?
家庭用荷物リフトとは、荷物を上り下りさせるための家庭用の昇降機のことを指します。具体的には、法律によって床面積や高さなどが定められていて、大きく分けて3つに別れます。
1つ目は、小荷物専用の昇降機です。こちらは、小荷物が運べますが、人は乗れません。
2つ目は、ホームエレベーターです。ホームエレベーターは、人も荷物も運べますが、エレベーターなので、価格が高く、設置工事も大規模となります。
3つ目が、いす式の階段昇降機です。こちらは人を上り下りさせるための昇降機ですが、荷物も場合によっては運べます。運ぶ際には積載量などには注意しないといけません。
昇降機に関する法律は、建築基準法や勞働安全衛生法などがあり、それぞれ適用法規が異なります。
荷物リフトを選ぶポイント
荷物をラクに運べるための昇降機の選び方をご紹介していきます。家庭用荷物リフトを選ぶ際のポイントは、下のようなものです。
1、人が乗るタイプが必要か
家庭用の昇降機で最初に考えることは、人を乗せるのか、荷物だけ乗せるのか?です。もし荷物だけ乗せられればよいということなら、小荷物専用の昇降機を検討しても良いでしょう。
一方、どうせ昇降機を取り付けるなら、人も乗せられる方が何かと便利だと言うお考えでしたら、いす式階段昇降機も検討して良いでしょう。荷物も人も乗せられるようになります。
2、工事規模や予算はどの程度か
2つ目は、予算や工事規模についてです。ホームエレベーターは、予算も工事規模も大きくなる場合があります。小荷物専用の昇降機は、小荷物を運ぶ程度の用途であるのに、予算はある程度かかります。
ホームエレベーターは、公共施設に設置されていることが多く、家庭で設置するには、エレベーターが設置できるスペースが必要です。
小荷物専用の昇降機もやはり設置スペースが必要です。いす式の階段昇降は、一般的なご家庭の階段であれば、ほとんどの場合、設置可能です。
いす式の階段昇降機に荷物を運搬させる
いす式の階段昇降機に荷物を運搬させることは、可能ではありますが、本来、荷物(のみ)を運ぶための製品ではないので、注意が必要です。
積載量や耐荷重はもちろん、本来、人が座る部分である「いす」に荷物をどのように載せるのか、載せたいものの形状によっては安定せず、危険な場合もあるため、人が荷物を持った状態で乗ったほうがいい場合もあるでしょう。
※下のページも併せて参考にしてください。
いす式階段昇降機の設置事例
いす式で便利!!直線型の階段昇降機「昇助くんSEO9-R」
お住まいの長い階段も手軽に設置!!
2階にお住まいということで設置させていただくこととなりました。比較的、距離の長い階段で、上り下りがご負担であったとのことです。階段距離が標準より長いため、延長レールが必要となりました。
階段昇降機の設置事例「昇助くんSEC9」
信頼性と安定性を考えた親切設計
屋内直線型階段昇降機「昇助くんSEC9K」を設置させていただきました。踊り場を挟んだ180度の曲線型階段ですので、曲線型を設置する方法もありましたが、ご家族の退院時期に合わせて、できるだけ早期に設置したいというご意向であったことから、曲線型よりも早めに設置可能な直線タイプ2台設置という形になりました。
寝室を2階に!昇助くんNRO9-Rの設置事例
寝室を2階に戻すことができました
かつて寝室は2階にあったらしいのですが、階段の昇り降りが困難になられてからは、1階に移しておられました。以前のように寝室を2階に戻すために、今回昇降機を設置されました。「これで安全に2階に上がれるようになり、良かったです」と喜んで頂けました。
いす式階段昇降機のレンタルも可能
いす式階段昇降機は、購入よりもレンタルの方が安く済む場合があります。レンタルした場合、いくらくらいになるのか、で解説しています。
まとめ
今回は、家庭用荷物リフトの選び方、設置しやすい昇降機についてご紹介いたしました。昇降機には用途や条件によって3つのタイプがあります。どの昇降機が最も使いやすいのか、慎重に検討するのが良いでしょう。
ご自宅の階段に昇降機を設置できるか?お気軽にご相談ください。