屋外用階段昇降機の魅力と選び方
2025.02.17 Category:
階段の上り下りが大変になったとき、家の中だけでなく、屋外の移動も大きな課題になります。玄関先や庭へ出るための階段、アパートや戸建ての外階段など、段差がある場所では移動が難しくなることがあります。
そんなときに便利なのが 「屋外用階段昇降機」 です。階段昇降機を設置すれば、足腰が弱くなった方や車椅子を利用する方も安全に移動できます。
今回は、屋外用階段昇降機の特徴や選び方、設置時のポイントについて解説します。
屋外用階段昇降機とは?
屋外用階段昇降機は、住宅や施設の 屋外の階段 に設置できる昇降機のことです。家庭用から公共施設向けまで、さまざまな種類があります。主に以下のような特徴があります。
1. 屋外環境に対応した耐久性
雨や風、紫外線にさらされるため、防水・防錆加工 が施されています。屋外でも長期間使用できるよう、耐候性の高い素材で作られています。
2. 使いやすいシンプルな操作性
ボタンやレバーを押すだけで昇降できる簡単な操作方法が採用されています。高齢者や身体が不自由な方でも安心して使えます。
3. 設置できる階段の種類が多い
直線階段だけでなく、カーブ階段や折り返し階段 にも対応するモデルがあります。住宅の構造に合わせた設置が可能です。
4. 省スペース設計
利用しないときは折りたたんで収納できるタイプもあり、家族や訪問者の通行を妨げにくい設計になっています。
屋外用階段昇降機の設置時の注意点

1. 設置に関する法律・規制を確認
住宅の構造によっては、昇降機の設置工事とは別に、階段の改修など追加の工事が必要になることがあります。また、事業所や施設などに設置する場合は関連する法律上の規制が生じる場合もあるため、事前に確認が必要です。
2. 風雨対策をしっかりする
屋外用とはいえ、長期間使うためには適切なメンテナンスが必要です。雨除けのカバーや定期点検を行い、長持ちさせましょう。
3. 家族や利用者の意見を聞く
実際に使う方が 安心して利用できるかどうか を確認し、操作性や安全性を重視して選びましょう。
階段昇降機の設置事例「昇助くんSEC9」


信頼性と安定性を考えた親切設計
屋内直線型階段昇降機「昇助くんSEC9K」を設置させていただきました。踊り場を挟んだ180度の曲線型階段ですので、曲線型を設置する方法もありましたが、ご家族の退院時期に合わせて、できるだけ早期に設置したいというご意向であったことから、曲線型よりも早めに設置可能な直線タイプ2台設置という形になりました。
寝室を2階に!昇助くんNRO9-Rの設置事例


寝室を2階に戻すことができました
かつて寝室は2階にあったらしいのですが、階段の昇り降りが困難になられてからは、1階に移しておられました。以前のように寝室を2階に戻すために、今回昇降機を設置されました。「これで安全に2階に上がれるようになり、良かったです」と喜んで頂けました。
いす式で便利!!直線型の階段昇降機「昇助くんSEO9-R」


お住まいの長い階段も手軽に設置!!
2階にお住まいということで設置させていただくこととなりました。比較的、距離の長い階段で、上り下りがご負担であったとのことです。階段距離が標準より長いため、延長レールを用いて設置しています。
いす式階段昇降機のレンタルも可能
いす式階段昇降機は、購入よりもレンタルの方が安く済む場合があります。レンタルした場合、いくらくらいになるのか、で解説しています。
階段昇降機を購入するかレンタルするか
階段昇降機の導入を考える際、購入とレンタルの二つの選択肢が存在します。
購入を選ぶ場合は、初期投資が大きくなる一方で、レンタルの場合、初期費用を大幅に抑えることができ、短期間での利用や試しに使用する方におすすめです。
まとめ
今回は、屋外用階段昇降機の特徴や選び方、設置時のポイントについて詳しく解説しました。階段昇降機は、さまざまな種類があります。ご自宅の階段にはどんな昇降機が合うのか?は、福祉用具のプロ、スマイルケアにご相談ください。