椅子に座ったまま階段を昇り降りする階段昇降機を取り付ける条件を解説
2023.02.06 Category:階段の昇り降りが難しくなった時、椅子に座ったまま昇り降りできるのが、いす式階段昇降機です。
階段昇降機を設置することで、これまで2階へ昇ることが億劫だったけれど、階段昇降機を取り付けたことで、2階へ楽々昇られるようになったという声をいただきます。
今回は、そんな椅子に座ったまま階段を昇り降りできる、階段昇降機をご紹介します。
座ったまま階段を上り下りできる
いす式階段昇降機は、簡単に言うと「階段に設置したレールの上をいすが移動する」という仕組みの福祉機器です。
利用者は、いすに座り、そのまま階段のうえを運ばれていくようなイメージです。いすは、ちょうど壁を背にするような形になっており、上階に着いたところで、いすを回転させ、降りるというのが基本的な使い方です。
機種にもよりますが、いすは90度の位置と、中間の角度(55度等)にも回転させられます。
階段に階段昇降機を取り付けできる条件とは?
ここでは、階段に階段昇降機を取り付けられる条件とは何かご紹介します。
・階段幅が75cm以上など、階段が設置に適しているか
・使用者がいすに座った姿勢を自身で維持できるか
・上下階の、階段周辺に十分なスペースがある
住宅の構造や強度などにご不安がある場合、お気軽にお問い合わせください。設置可能かどうかお答えいたします。
階段昇降機を設置する際の注意点
上の条件以外にも、設置する際の注意点があります。たとえば、階段自体が直線か曲線によって、昇降機のタイプが異なってきます。階段が屋内か屋外などさまざまな条件によって設置できる昇降機が変わるのが階段昇降機です。
設置する機種が異なると費用なども大きく変わってしまうため、事前に確認しておかれることをおすすめします。
ご不明な点は、福祉用具のプロ・スマイルケアに、お気軽にご相談ください。
無事設置できた階段昇降機の事例
介護タクシーなど玄関への移動に便利!!屋外・直線型の階段昇降機「昇助くんSEO9K-L」
設置が難しい石積みの階段にも設置!!
ご利用者様はご自身では歩かれることが難しく、車いすをご使用です。介護タクシーなどを利用されるのに、玄関からの階段が問題になっていたとのこと。階段昇降機を導入したことで、スムーズに外出もできるようになりました。
ご自宅へ戻るまでの転倒リスクを避ける!!屋外・直線型の階段昇降機「楽ちん号 KSB」
長い階段にも長いレールで設置可能!!
退院に伴い、階段の昇り降りに転倒のリスクが高いため、安心してご自宅に帰ってこられるように昇降機の設置に至りました。レールが標準レール(5m)より長くなりましたが、レールの延長部材を使い、設置いたしました。
設置が難しい現場にも対応!!屋外・直線型の階段昇降機「昇助くんSEO9」
階段に傾きがあっても設置対応します!!
玄関から前の道路までの階段が設置場所ですが、水はけなどの関係で階段の各段にも傾きがあり、設置が難しい現場でした。レールの下に調整用の金具を取り付けることで高さや角度を調整することで、取り付けることができました。設置困難な現場でも、階段昇降機を必要とされる方にできるだけご利用いただけるよう、努力は惜しみません。
屋外の階段昇降機のご紹介
階段昇降機はレンタルできます!
レンタル費用はお得な場合が多いです。下のページで、くわしい費用シミュレーションが確認できます。
まとめ
今回は、椅子に座ったまま階段を昇り降りできる階段昇降機を設置する際の注意点をご紹介します。
階段ごとに設置できる条件が異なります。昇降機の選定は自分で決めず、まずは、昇降機の専門家であるスマイルケアにご相談ください。設置できる条件が整っているかどうか、調査いたします。