段差を解消する方法と段差解消器具の種類を紹介
2022.11.21 Category:道路上にいくつもある段差。これはバリアフリー住宅などでないかぎり、家の入り口や家の中にも見受けられます。段差は、ちょっとした高さでも転倒や事故の原因ともなります。
今回は、そんな段差を解消する方法と段差解消器具の種類をご紹介します。
段差を解消するにはどうしたらいいのか?
段差を解消する方法は、段差の種類によって異なります。
段差の種類
段差の種類は2種類ある
段差にはおもに2種類に分けることができます。一つが「またぎ段差」でもう一つ「単純段差」です。
またぎ段差は、段差を乗り越えていくタイプの段差です。単純段差は、いわゆる階段のことで、階段のように登っていくタイプの段差となっています。
車いす利用の段差については下のページでも紹介しています。
段差解消の基本とは?
ここでは段差解消の基本をご紹介します。
利用者の身体状況の確認
身体の状況によっては段差解消のために設置したスロープが危険なものとなることがあります。段差をすべてスロープにするのが最も良い方法とは限りません。利用者の身体の状況によって、どの段差解消の方法が適切か考えましょう。
段差解消器具の適切な選択
段差を解消をするには適切な器具の選択が欠かせません。器具にはそれぞれ特徴があり、それらを把握しておくことで、器具の選択が可能となります。
プロに相談してみよう!
段差解消の器具の選択には、プロの介護士や福祉用具のプロに相談してみましょう。スマイルケアは福祉用具のプロです。お気軽にご相談ください。
段差解消器具の種類
ここでは、段差を解消するための器具の種類をご紹介します。
スロープ
スロープの角度は傾斜角度が10度が基本となっています。電動の車いすでも介助の方が押しても楽に車いすを押すことができます。
もちろんスロープは勾配をできるだけ緩やかにして設置して、勾配が急になればなるほど危険なものになっていきます。周囲の環境によってもスロープの勾配は変わってきますので、狭い場所だと勾配は急なものになってしまいます。
すりつけ板
すりつけ板とは、高い場所と低い場所にわたす床部分の段差を解消するための板のことです。小さなスロープを作るために取り付けることが多いです。
すりつけ板は主に敷居の段差などを解消する場合に使用します。段差に対して抱いた25%〜20%の勾配が理想です。歩行の妨害にならないように、両端にスライス加工を施す場合もあります。
式台
式台とは玄関と土間、床との段差の大きい場所に設置される、いわゆる踏み台のことです。式台は床と上がり框に固定するのが一般的で、高さはさまざまなものがあります。
段数は利用者の足を上げる高さに合わせて調整します。素材は木製や樹脂製などがあります。
これ以外の段差解消器具は?
これ以外の段差解消するための器具として、車いすの方が玄関の段差をスムーズに移動するための機械があります。これを一般的に段差解消機と呼んでいます。
段差解消機とは、車いすを利用される方はもちろんのこと、介助者の方のご負担も軽減できる装置です。
段差解消機の種類
段差解消機の種類は駆動方式と設置方式で4タイプに分かれます。詳しい説明は、下のページに書かれています。
では、複数の段差である階段を上り下りするためにはどうしたらいいでしょうか。
階段を上り下りするなら階段昇降機
階段を上り下りするにあたって、階段昇降機は賢い選択の一つです。
特に、いす式の階段昇降機は、予算や設置できるスペースを考えた場合、選択肢の一つとして多くの方に利用されています。
お得な階段昇降機はレンタルが安心!
レンタルは経済的にも安心、福祉用具のプロに、お気軽にご相談ください。
まとめ
今回は、段差を解消する方法と段差解消器具の種類をご紹介しました。玄関前の段差解消には、段差解消機やスロープなどが設置できます。また、階段の上り下りには、階段昇降機が一つの方法でしょう。
さまざまな課題や環境に応じて、適切な対応を考えることをおすすめします。福祉用具で疑問がありましたら、お気軽にスマイルケアにご相談ください。