研修でスキルアップに努めています
2022.01.17 Category:弊社では、職員の専門知識・技術の修得・向上に力を入れています。
大半の職員が福祉住環境コーディネーター2級以上の資格を取得していますし、ほかの資格の取得も奨励しています。
また、さまざまな研修への参加も積極的です。今回は、階段昇降機を扱うスタッフが最近、受けた研修について紹介します。
リフトリーダー研修
昨年、2021年11月25日~26日、弊社の展示・研修館を、全国福祉用具専門相談員協会 京都府ブロック主催のリフトリーダー研修の会場としてご提供しました。
リフトリーダー研修とは、移動用リフト等の福祉用具を扱う技術・知識を修得するための研修です。
たとえばベッドから車いすへの移乗の際など、要介護の方の体を持ち上げて移動させる福祉用具があります。こうしたものを活用することで、介助者の負担は大きく軽減されますし、ご利用者の方も安全に移動ができます。
ほかにも、つり具で人を持ち上げ、目的の場所までキャスターで移動する床走行式リフトや、浴室などに固定して入浴介助を助ける固定式リフトなど、用途や使用場所に応じたさまざまな種類があります。
階段昇降機も幅広い意味では移動用リフトの一種ですが、ほかの移動用リフトは介護保険の対象になっているものが多く、階段昇降機は保険外であるという点が異なります。
弊社では、福祉用具全般を取り扱っていますので、今回のリフトリーダー研修にも数名の職員が参加させていただきました。
研修は2日にわたって行われ、1日目は座学で知識を学び、2日目は実際に福祉用具に触れて行う実技の研修です。
実技研修では、介助する側とされる側に分かれて、交替しながら移動用リフトを実際に体験します。つり具で体を持ち上げるため、不適切な使い方は、介助される人に不快感や恐怖感を与えてしまいます。実際に自分が吊られてみるとそういった感覚もよくわかるものです。実技研修の日の終わりには、自分が選んだリフトで実技試験を受け、技術が身についたことを確認しました。
移動用リフトは、介護保険でレンタルする福祉用具ですので、階段昇降機のご相談をお受けしているお客様に対して直接、ご提案する機会はないかもしれませんが、現地調査などにうかがうスタッフは、こうした機器を使った介護にも通じたうえで、ご相談に応じています。
シュプール新型モデルの研修
2022年1月12日~13日は、ティーケー・ホームソリューションズ様のご協力で、階段昇降機シュプールの研修を受けました。
シュプールは屋内曲線タイプの階段昇降機のひとつです。このたび、新型モデルがリリースされたとのことで、旧型との違いや、新型の設置方法などについて学ばせていただきました。
階段昇降機本体は、大きく、いす部分と駆動部に分かれます。今回リリースの新型は、いす部分の構造などが旧型と異なっているため、違いを確認。実際に分解して組み立てるというプロセスを行ってみて、スムーズに設置ができるようトレーニングをさせていただきました。
また、新型で、設置後に不具合が生じた場合に、見るべきポイント、対処法なども確認していきます。
二日間みっちり研修させていただいて、新型の設置にも自信を持って臨めるようになりました。
このように、階段昇降機はメーカー、機種による違いがありますので、弊社のスタッフは取り扱いのある機種それぞれについて、構造や設置方法、トラブルシューティングなどの知識・技術を身に着けています。
今後も、常に技術を磨いて、幅広くご相談にお応えできるよう努めたいと思います。