車椅子で階段を降りる場合どうしたらいいのか?解説
2022.09.05 Category:車椅子を利用しているにあたって、大きな問題の一つが階段です。階段もしくは段差があれば、エレベーターやスロープのない場所では非常に昇り降りが難しくなります。
この場合どうしたらよいのでしょうか。今回は、車椅子で階段を昇り降りする場合どうしたらいいのか?について考えてみます。
車椅子を別々に運ぶ
車椅子から降りて別々に運ぶ
安全な手段の一つは、車椅子に搭乗される方と車椅子自体を別々に運ぶという方法です。
この方法は、介助者の方が、車椅子に乗ってた方を背負って階段を降りる力が必要となります。車椅子は最も軽いものでも10キロ前後はあります。はたして階段を昇り降りできるのか事前に確認しましょう。
階段ではなく段差を昇り降りする時、スロープを使ったり、段差解消機を使うなら、介助するのも楽になります。
しかし、階段を介助者の力だけで背負って昇り降りするのは、階段の段数や1段1段の高さや、介助者の力によります。場合によっては昇り降りできないことがあるでしょう。注意が必要です。
車椅子に乗ったまま一緒に運ぶ
車椅子ごと一緒に運ぶ
もう一つの方法は、登場者が車椅子に乗ったまま階段を降りる方法です。この方法は、2名〜4名の介助者でおこなう条件となります。※なるべくなら力のある方がいいでしょう。
この場合、車椅子ごと抱えて少しずつゆっくりと移動するのが一般的ではないでしょうか。車椅子と搭乗者の重量が直接かかってきますので、移動する際には十分な注意が必要です。
車椅子で階段を昇り降りするのは、環境によって楽な場合もあります。どんな場合が辛くて、どんな場合が楽なのか、環境面も含めて、シチュエーション別に考えてみましょう。
車椅子で階段を昇り降りする
車椅子で階段を昇り降りすることを、シチュエーション別で考えてみます。
公共施設の場合
学校や駅などの公共施設の階段なら、車椅子用の階段昇降車(階段移動用のリフト)があるところもあります。
階段昇降車のタイプは、大きく分けて2つあります。1つ目は、搭乗者が車椅子に乗ったまま階段を昇り降りするタイプ。2つ目は、車椅子から降りた搭乗者を昇降するタイプです。
自宅の場合
自宅の階段の昇り降りする場合は、いす式の階段昇降機を設置するケースが多いでしょう。
いす式階段昇降機は、一般的な階段に、ほとんどすべて設置できます。
多少の段差なら、2人〜4人の介助者で昇り降り可能でしょう。しかし、たくさんの段差、もしくは階段を昇り降りするなら、階段昇降機が必要です。
費用で迷ったら、お問い合わせください
階段昇降機は、一般的にはあまりなじみのない機械です。導入に関しては費用も必要です。階段昇降機について、わからないこと、迷ったり悩んだりされる場合は、福祉用具のプロであるスマイルケアへお気軽にご相談ください。
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いす式階段昇降機の設置事例
住宅用として便利!!直線型の階段昇降機「昇助くんSEO9-R」
お住まいの長い階段も手軽に設置!!
2階にお住まいということで設置させていただくこととなりました。比較的、距離の長い階段で、上り下りがご負担であったとのことです。階段距離が標準より長いため、延長レールが必要となりました。
踊り場も問題なし!昇助くんNRO9-Rの設置
踊り場を乗り越えて移動が可能!
1階が事業所で、2階がお住まいになっている建物で、ご家族の方が、階段の上り下りが不安とのことで、設置させていただくことになりました。階段自体はまっすぐなのですが、距離が長く、中間踊り場があるため、踊り場を乗り越えて移動が可能な曲線型の機種を設置しています。
比較的狭い階段でも設置可能!昇助くんNRO9-Rの設置
階段幅が比較的、狭かったため、ご了承のもと、手すりを撤去させていただくことで設置しております。このように手すりを残せるかどうかは階段幅の影響を受け、曲線タイプの場合は制限が厳しくなります。弊社では現地調査やお見積りの段階で、撤去の必要性を判断してご相談させていただいています。
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