車椅子に乗った方を介助する際に使うボディメカニクスを解説
2023.04.17 Category:介助と言うと身体を支えたり移動したりと、力を使う場面が多く見られます。その時、力の入れ方によって介助者は、色々な箇所を痛めてしまうことがあります。
今回は、車椅子に乗った方を介助する際に使う、ボディメカニクスについてご紹介します。
移動介助とは?
毎日、移乗や移動介助をおこなうためには、できるだけ腰痛の軽減や身体の負担などを減らすように動くことが大切です。
また、介助される方の不安を取り除くためにも、安定した動きを支える介護技術が必要とされています。
その介護技術のことを、ボディメカニクスと呼んでいます。
ボディメカニクスとは?
ボディメカニクスとは、人を動かしたり支えたりする介護技術のことです。人の筋肉や関節などが動く力学理論を使って、最小限の力で最小の移動介助が可能となります。
ボディメカニクスを活用すると、主に2つのメリットがあります。
・介助される方の不安や苦痛を減らす
・介助者の腰痛予防や身体負担の軽減
次に、ボディメカニクスの基本と呼ばれる原則をいくつかご紹介します。
ボディメカニクスの基本原則
介助者の重心を低くする
介助者が腰を落とすことで姿勢が安定し、腰への負担も小さくなります。
介助者と介助される者の体をぴったりとくっつける
お互いの重心を近づけることで、移動の力がずれずに、大きな力が一方向に働くため、簡単に介助できます。
てこの原理を利用する
てこの現地とは、作用点、支点、力点の関係を利用して、小さな力で大きな物を動かす原理です。介助者の肘や膝などを支点として、介助することを意識します。
介助者は体をねじらない
身体をねじると重心が安定せず、腰痛の原因にもなります。身体をねじらず、動作の方向に足先を向けておくと、姿勢が安定します。
ボディメカニクスによって、介護者にとっても移動介助は幾分ラクになります。
もしご自宅の階段の上り下りを安心して移動介助したいなら、いす式の階段昇降機の設置が良いでしょう。
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2階にお住まいということで設置させていただくこととなりました。比較的、距離の長い階段で、上り下りがご負担であったとのことです。階段距離が標準より長いため、延長レールが必要となりました。
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まとめ
今回は、車椅子に乗った方を介助する際に使う、ボディメカニクスについてご紹介しました。
もしご自宅の階段を、もっと楽に上り下りするなら階段昇降機を設置するのが良いでしょう。
設置可能かどうか?お気軽にご相談ください。