階段がある住宅で介護できない環境の改善について解説
2024.02.05 Category:階段がある家では、介護が必要な人が自由に移動することが難しい場合があります。その場合、階段を使わずに済むような住環境の工夫や、階段を使う際のサポートが必要です。
例えば、住宅にバリアフリーを取り入れたり、階段昇降機を設置したりすることです。または、介護サービスを利用して日常生活のサポートを受けることも必要です。
今回は、階段がある住宅で介護できない、介護しにくい環境の改善について解説します。
階段を歩けない人を下ろす方法
階段を歩けない人を運ぶには、適切な技術と注意が必要です。
下のページで階段を歩けない人を下ろす方法について解説しています。
そもそも階段の上りがなぜきついのか
これは身体的、生理的な要因によるもので、階段を上る行為が体に与える影響を理解することで、なぜそう感じるのかを説明できます。
下のページでは階段昇降機の症例について説明しています。
階段がある住宅で住環境の改善
階段の上り下りが辛い場合、下の2つによって改善できます。
バリアフリー設計
階段のある住宅の場合、階段幅を広げることや住宅用エレベーターを設置するなど、階段の上り下りをラクにすることが大事です。
手すりの設置、滑りにくい床材の選択、十分な照明の確保など、転倒や事故のリスクを減らす安全性の向上もおこないます。
階段昇降機の活用
幅広い意味ではバリアフリー化の一環ではありますが、住まいそのものに手を入れるのとは別に、階段昇降を助ける福祉機器を設置するという方法です。階段昇降機には、2種類あります。車椅子ごと上り下りできる「車いす用階段昇降機」と、いすに座って上り下りできる「いす式階段昇降機」です。車いす用については、設置スペースや費用的な問題で、一般の住宅では設置が難しい場合が多いため、主にはいす式階段昇降機を検討することになるでしょう。
いす式階段昇降機は、狭いスペースにも対応できる設計で、特に家庭内での使用が一般的です。
階段の上り下りが難しい人が、二階へアクセスするためにこれを使用しています。
設置事例
いす式階段昇降機のメリット
いす式階段昇降機のメリットをご紹介します。
・比較的費用が安い
・自宅に手軽に設置できる
いす式階段昇降機デメリット
・ある程度の設置スペースが必要
車いす用ほどではないにせよ、やはり、ある程度の設置スペースは必要です。階段幅や、上下階で乗り降りできるスペースがあるかどうかが、設置可否の基準になります。ご自宅の階段に設置できるかどうか、福祉のプロにご相談ください。
購入よりも手軽なのがレンタル
階段昇降機は、購入するよりレンタルのほうが手軽に設置できます。
どんな時に、レンタルの方がいいのか? 下のボタンよりごらんいただけます。
まとめ
今回は、階段がある住宅で介護できない、介護しにくい環境の改善について解説しました。
いす式の階段昇降機は、おもに住宅の階段で上り下りするための機械です。
購入よりもレンタルの方が安く抑えられますので、設置可能かどうか、まずは福祉用具のプロにご相談ください。
スマイルケアは福祉用具のプロフェッショナルです。お気軽にご相談ください。