階段の上り下りの不安について解説
2023.10.23 Category:日常生活において、階段の上り下りは避けて通れない動作の一つです。
特に高齢者や障害をお持ちの方、怪我をされている方にとっては、この単純な動作が大きな負担となり、生活の質を低下させてしまうことがあります。
そこで今回は、階段の上り下りの不安について解説します。
階段の上り下りの困難さ
階段の上り下りは、足腰に大きな負担をかける動作であり、特に高齢者の方や障害をお持ちの方は、バランスをとることが難しく、転倒してしまう危険性が高まります。実際、階段での転倒は高齢者の怪我の中でも特に多いとされており、重大な事故につながることもあります。
車椅子を使用されている方の場合、階段はまさに「立ちはだかる壁」であり、自宅内であっても、一歩外に出ることすら難しい状況となってしまいます。これが介護が必要な方々の社会参加を妨げ、孤立を引き起こす一因となっているのです。
階段の上り下りのデメリットを考える
階段の上り下りは多くのメリットがありますが、いくつかのデメリットも存在します。ここではその主なデメリットをご紹介します。
関節への負担
階段の上り下りは、特に膝や足首などの関節に負担をかけることがあります。関節痛や関節炎がある場合、階段の利用は痛みを引き起こす原因となります。
怪我のリスク
滑りやすい階段や不注意な上り下りは、転倒や思わぬ怪我を引き起こす可能性があります。特に高齢者やバランス感覚が弱い方にとって、階段の利用が怪我のリスクを高めるでしょう。
持続性の問題
長い階段を上り下りすることは、体力を消耗し疲労を引き起こす可能性があります。これは日常生活に影響を与え、思わぬ事故の原因となることがあります。
階段の上り下りに悩む場合の対策
ここでは階段の上り下りに不安を抱える場合、どういった対策が考えられるのか、ご紹介します。
手すりの設置
階段には必ず手すりを設置し、利用者がしっかりとつかむことができるようにしましょう。
スロープの設置
階段の代わりに傾斜路を設置することで、車椅子や歩行器を使用している方々の移動をサポートします。足腰に不安を感じる高齢者の方々にとっても、スムーズに移動できる安全な環境を提供します。
いす式階段昇降機の設置
階段昇降機は、階段を上り下りすることが困難な方々のために設計されており、椅子に座って階段を移動することができます。この機械は、住宅内の階段での移動を、安全かつ快適に移動するのに役立ちます。
階段昇降機の設置事例「昇助くんSEC9」
信頼性と安定性を考えた親切設計
屋内直線型階段昇降機「昇助くんSEC9K」を設置させていただきました。踊り場を挟んだ180度の曲線型階段ですので、曲線型を設置する方法もありましたが、ご家族の退院時期に合わせて、できるだけ早期に設置したいというご意向であったことから、曲線型よりも早めに設置可能な直線タイプ2台設置という形になりました。
寝室を2階に!昇助くんNRO9-Rの設置事例
寝室を2階に戻すことができました
かつて寝室は2階にあったらしいのですが、階段の昇り降りが困難になられてからは、1階に移しておられました。以前のように寝室を2階に戻すために、今回昇降機を設置されました。「これで安全に2階に上がれるようになり、良かったです」と喜んで頂けました。
まとめ
今回は、階段の上り下りの不安について解説しました。
階段の上り下りが困難な人にとって、階段昇降機は大きなサポートとなります。
購入するのは難しいと感じている方でも、レンタルであれば低コストで導入することが可能です。
ご自宅の階段に設置可能かどうか、まずはお気軽にご相談ください。