階段を上がれないという問題の解決方法について解説
2024.02.19 Category:加齢に伴い、多くの人が若い頃とは異なる体の変化を実感します。特に、「階段のが上がれない、上がりにくい」という問題は、高齢者の間で頻繁に取り上げられる問題の一つです。
今回は、階段を上がれない、上がりにくいという問題の解決方法について解説します。
階段が上がれないと感じる理由
階段が上がれないという状況は、高齢になると辛く感じますよね。
階段の上り下りは、平地を歩くことよりも足をより高く、頻繁に上げ下げする必要があります。さらに、階段を上り下りする際には体重の移動も伴うため、下半身を使って上半身を支える力が必要になります。特に階段を上る時は、上半身の重さを足で支えなければならないため、足への負担が増大します。
足には、平地を歩くよりも階段の上り下りは、負荷がかかります。
足の衰えはなぜ起こる?
年齢が上がるにつれて「足を高く上げるのが難しくなり、つまずきやすくなる」という現象が観察されることがあります。このような現象は、高齢者が階段を使用する際の転倒や骨折の主な原因の一つともされています。
階段が上がれない場合の対策
階段の上り下りがつらい場合は、理想的には階段の利用を避けることが良いでしょう。しかし、日々の生活に階段の上り下りが密接に結びついている場合、これが難しいこともあります。
家のリフォームを行えるとしたら、居住スペースを1階に移動させることで、階段の使用頻度を減らすなどの工夫が可能かもしれません。
階段が上がれないからといって運動を完全に辞めてしまうと、筋力のさらなる衰えを招く可能性があります。無理のない範囲で体を動かし続けることを考えてみましょう。
日常生活で階段の上り下りが避けられない場合は、階段昇降機の設置を検討するのがおすすめです。
階段昇降機によって、身体への負担を減らしつつ、生活の質を維持することが可能となるのです。
階段昇降機の設置事例「昇助くんSEC9」
信頼性と安定性を考えた親切設計
屋内直線型階段昇降機「昇助くんSEC9K」を設置させていただきました。踊り場を挟んだ180度の曲線型階段ですので、曲線型を設置する方法もありましたが、ご家族の退院時期に合わせて、できるだけ早期に設置したいというご意向であったことから、曲線型よりも早めに設置可能な直線タイプ2台設置という形になりました。
寝室を2階に!昇助くんNRO9-Rの設置事例
寝室を2階に戻すことができました
かつて寝室は2階にあったらしいのですが、階段の昇り降りが困難になられてからは、1階に移しておられました。以前のように寝室を2階に戻すために、今回昇降機を設置されました。「これで安全に2階に上がれるようになり、良かったです」と喜んで頂けました。
階段昇降機を購入するかレンタルするか
階段昇降機の導入を考える際、購入とレンタルの二つの選択肢が存在します。
購入を選ぶ場合は、初期投資が大きくなる一方で、レンタルの場合、初期費用を大幅に抑えることができ、短期間での利用や試しに使用する方におすすめです。
まとめ
今回は、階段を上がれない、上がりにくいという問題の解決方法について解説しました。
費用を抑えられることが「いす式の階段昇降機」は費用対効果の高い解決策の一つです。今のご自宅に設置可能かどうか、お気軽に福祉用具のプロにご相談ください。