階段昇降機で介護をもっと安全に!導入のメリットと選び方
2025.02.03 Category:
高齢者や身体が不自由な方にとって、階段の昇り降りは大きな負担になります。特に、自宅に階段がある場合、移動が困難になると生活の質が大きく低下してしまいます。そんな時に役立つのが階段昇降機です。
階段昇降機は、階段の手すりや壁に設置し、座ったまま階段を昇り降りできる機械です。自力での移動が難しくなった方でも、安全に移動できるようになり、介護をする家族の負担も軽減できます。
今回は、介護で使う階段昇降機の導入メリットと、その選び方について解説します。
階段昇降機を導入するメリット

階段昇降機を導入すると、さまざまなメリットがあります。
① 高齢者や障がい者の安全確保
階段での転倒事故は、骨折や寝たきりの原因になりやすいです。階段昇降機があれば、転倒リスクを大幅に減らせます。
② 介護者の負担軽減
介護者が高齢者を抱えて階段を昇り降りさせるのは大変な作業です。階段昇降機があれば介助なしで安全に移動できるため、介護者の負担が減ります。
③ 自宅での生活を続けやすい
移動が難しくなると「バリアフリーな家への引っ越し」や「施設への入所」を検討する方もいますが、階段昇降機を設置すれば、住み慣れた家で暮らし続けることができます。
④ スペースを有効活用できる
階段昇降機はコンパクトに設計されており、使用しない時は折りたたむことができます。狭い住宅でも設置しやすいのが特徴です。
階段昇降機を選ぶ際のポイント
① 家の階段に適したタイプを選ぶ
階段が直線か、曲がっているかで選べる機種が変わります。事前に家の階段の形状を確認しましょう。
② 設置後のアフターサポートを確認する
機械なので、定期的なメンテナンスや故障対応があるかどうかを確認しましょう。
③ レンタルも検討する
階段昇降機は、レンタルできる場合もあります。購入すると設置の際にまとまった設置費用がかかります。一時の出費を抑えたい方は検討してみましょう。
階段昇降機の設置事例
ここでは、階段昇降機の設置事例をご紹介します。


信頼性と安定性を考えた親切設計
屋内直線型階段昇降機「昇助くんSEC9K」を設置させていただきました。踊り場を挟んだ180度の曲線型階段ですので、曲線型を設置する方法もありましたが、ご家族の退院時期に合わせて、できるだけ早期に設置したいというご意向であったことから、曲線型よりも早めに設置可能な直線タイプ2台設置という形になりました。
寝室を2階に!昇助くんNRO9-Rの設置事例


寝室を2階に戻すことができました
かつて寝室は2階にあったらしいのですが、階段の昇り降りが困難になられてからは、1階に移しておられました。以前のように寝室を2階に戻すために、今回昇降機を設置されました。「これで安全に2階に上がれるようになり、良かったです」と喜んで頂けました。
いす式階段昇降機のレンタルがおすすめ
階段昇降機は、購入するよりレンタルのほうが手軽に設置できます。
レンタルした場合の価格シミュレーションは下の記事よりごらんいただけます。
まとめ
今回は、介護で使う階段昇降機の導入メリットや選び方について解説しました。具体的にどんなものがいいのか?は、福祉用具のプロ、スマイルケアにご相談ください。
