階段昇降機を付ける場合の取付期間はどの位?
2020.03.12 Category:階段昇降機を利用して暮らしを楽に、円滑に
少子高齢化といわれてから久しく、すでに日本では超高齢化社会に突入しています。地方、特に田舎の方に行くと、子どもや若い世代よりも高齢者の方が多く、どこを歩いても高齢の方ばかりという状況が少なくありません。働く世代が地元に戻ってくれば高齢化も少しは歯止めもかかるのですが、実際戻ってきたくても、仕事がないという状況です。
都市部に若い家族が集中して住まいを設けることが多くなったことで、ますます地方は高齢化が進み、老老介護となっていることも多々あります。また都市部についても、高齢者が夫婦のみ、また単身で暮らすということも多く、孤独死などの悲しいニュースを聞くことも多くなっています。
老老介護という状態ではなくても、なるべく怪我などをしないように暮らしの中に介護機器などを利用される方も多くなっていますし、高齢者が暮らしを円滑に送る事ができるように、住宅をバリアフリー化する等の工夫もされています。
その一つの機器として、階段昇降機という機械があります。この機械は主に足が不自由、また膝や腰に痛みを感じていて、階段を昇り降りすることが困難という方、また心臓などに疾患を持ち負担がかからないようにしたいという場合などに利用される機器です。椅子に座り、自動で階段を上がってくれるので足腰に負担なくまた足が不自由な方でも行動範囲が広くなります。
昇降機は2種類あり、一つは階段に昇降機を設置し走行できるようにガイドレールというものを設置しそれに沿って駆動する椅子や車いすを乗せて昇降できるテーブルのようなものが付いたタイプと、手押し台車のようなフレームがついていてその下にキャタピラなど走行装置を付けたものがあります。
キャタピラの走行装置が付いたものはエレベーター他設置されていない駅などでも見ることができます。こうした階段昇降機を取り付けることで、暮らしが格段に楽になりますが、取り付け期間等気になる事も多いです。
階段昇降機を取りつける取り付け期間はどの位必要なのか?
階段昇降機を利用される方の多くが高齢であったり、足に障害をお持ちで車いすなどを利用されている方々です。階段を上る必要がある時にはご家族がおんぶしたりと、かなり負担を強いられていることが多いのですが、老老介護が多くなった今、足が不自由な方をおんぶするなど、介助して上る事は非常に難しい事です。
昇降装置があれば階段を上る時にも安全に上る事ができますし、介助されている方にも負担無く利用できるので、老老介護という場合でも安心して利用することができるでしょう。ただこの装置については機器代がかなりかかるので、利用をあきらめる方も多いようです。しかし最近はレンタルで利用できるというサービスを行っている業者もいて、この場合、初期費用と月額利用料金だけで利用できるので、多額の初期費用を用意する必要がなく多くの方が利用しやすくなりました。
またこうした階段昇降機を取り付ける時に、長い期間工事となると生活に支障も出てきますし、部屋への移動ができない期間が長くなれば、生活の仕方も考えなければならないので、取り付け期間等も気になります。業者によって、利用する機器も違いがありますし、取りつける階段の形状や家の構造などによっても違ってきますが、取付工事自体は一般的に半日から1日くらいで工事完了となりますので、生活に支障をきたすことにはならないようです。
誰でも簡単に利用できる機器で、最近はリモコン操作ができるタイプもありますので、使う方、また介助される方の都合によって機器のタイプなどを選択するといいでしょう。取付期間がこの程度の期間なら安心して依頼できそうです。
老後も身体が不自由になっても快適に暮らすために
階段昇降機の取付期間は半日から1日程度と短い期間で取りつけることができるので安心ですが、納品までの期間は少々かかる事が多いので、早めに欲しいという場合には、すぐに依頼する方がいいと思います。階段昇降機は様々なタイプがあり、設置場所、階段の長さ、形状などによってどのように設置するかを考えなくてはなりません。そのため、現地調査等もありますので、ある程度の期間がかかります。
レンタルで利用される場合も、購入される場合も現地調査を行い、階段の形状や構造、状態などを確認し、どのような工事が必要となるのかを確認し、その上で取りつけとなります。直線で取りつけることができる場合で納品まで1週間から2週間程度、階段が曲線の場合は、4週間から6週間くらいかかるといわれています。工事自体は取付期間も短期間で終わりますが、その前の段階で時間がある程度必要となるので、例えば足の怪我をされて入院し、今後車いす生活となるという場合など、早めに業者へ相談しておく方が安心かもしれません。
また階段昇降機の利用にあたり電気代を心配されることが多いようですが、利用頻度が高くても1カ月100円程度という電気料金が一般的ということなので、電気代についてはそれほど心配する必要がありません。
高齢になっても快適に自分で動くことができるというのは、生活に貼りが出ますし、アクティブに生活できる要因となります。足が痛い、不自由になってもこうした階段昇降機やバリアフリーにするなど生活しやすい状態にすることで、老後もまた身体が不自由になっても快適な生活を送る事が可能です。