高齢者が階段を上り下りする補助手段を紹介します
2024.03.18 Category:足腰が不自由な人や年を重ねて筋力が落ちている人にとって、自宅の階段を利用することは大きな負担となります。
また、車椅子を使用している人が階段を上り下りするにあたって、支援が必要不可欠となることは言うまでもありません。
最近では、高齢者が階段を安全に昇降できるように、様々な補助方法があります。
今回は、高齢者が階段を上り下りするにあたって、考慮すべきいくつかの補助手段を紹介します。
環境的な補助
まずは、環境的な補助を考えてみましょう。
手すりの設置
階段の両側に手すりを設置することで、バランスを保ちやすくなります。手すりの高さは、高齢者が握りやすい高さに調整しましょう。
手すりの設置場所
壁に手すりを設置することで、より安定した姿勢で昇降することができます。
手すりの両側に手をかけることができるように、手すりの中央に設置します。
手すりの高さは、高齢者が握りやすい高さ
一般的には、80~90cm程度が理想とされています。
段差を少なくする
段差をなくすことで、転倒のリスクを減らすことができます。
滑りにくい素材を使用する
階段の素材は、滑りにくいものを選びましょう。
照明を明るくする
階段は、足元がしっかりと見えるように照明を明るくしましょう。
階段昇降機の設置
いす式昇降機は、座りながら昇降できる機械です。階段昇降機の設置について、考慮する項目の一部をご紹介します。
階段の形状
階段昇降機は、直線・曲線を問わず、さまざまな形状の階段に設置が可能です。しかし階段の形状によっては、階段そのものの改修工事が必要な場合もあります。
購入費用
購入費用はまとまった額になりますが、これには購入せずに、レンタルすることで、一時の負担を抑えるという方法もあります。また、条件によっては、地域の助成金を使って購入できる可能性もあります。
設置費用は、昇降機のタイプや階段の形状によって、異なります。
維持費用(ランニングコスト)
メンテナンス費用などのランニングコストがかかります。
階段昇降機の設置事例
いす式で便利!!直線型の階段昇降機「昇助くんSEO9-R」
お住まいの長い階段も手軽に設置!!
2階にお住まいということで設置させていただくこととなりました。比較的、距離の長い階段で、上り下りがご負担であったとのことです。階段距離が標準より長いため、延長レールが必要となりました。
レンタルがお得
階段昇降機なら、設置するスペースも小さくて済みますし、レンタルなら費用も安く抑えられる方法があります。
まとめ
今回は、高齢者が階段を上り下りするにあたって、考慮すべきいくつかの補助手段を紹介しました。
高齢者の階段昇降を補助する方法は、上記以外にも様々あります。高齢者の身体状況や階段の形状などに合わせて、最適な方法を選びましょう。
補助手段には、階段昇降機という機械を使い方法もあります。
設置には、階段昇降機のプロにご相談ください。