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高齢者の転倒防止策を解説

2024.09.02 Category:
高齢者の転倒

高齢者が階段で転倒することは非常に危険で、骨折や頭部のけがなど重篤な怪我につながるリスクがあります。

加齢に伴って筋力やバランス感覚が低下し、視力や反射神経も鈍くなるため、特に注意が必要です。

そこで今回は、高齢者が階段で転倒するのを防ぐための具体的な対策を解説します。

手すりの設置と活用

手すりの設置

階段にしっかりとした手すりを設置することは、高齢者の安全確保に欠かせません。

手すりは左右両側に設置するのが理想です。高齢者はバランスを崩しやすいため、手すりをしっかり握って階段を昇り降りする習慣を身につけることが大切です。

手すりの高さや太さが使いやすいかも重要で、手にフィットするような形状の手すりを選ぶと良いでしょう。

階段の段差や幅を考慮

階段の段差

高齢者にとって、階段の段差が大きすぎたり、狭すぎたりすると、足を上げるのが難しくなり転倒の原因になります。

可能であれば、段差を低くして階段の幅を広げるリフォームを検討するのも有効です。また、段ごとの高さが均一でないと、つまずきやすくなるため、段差のばらつきがないか確認することも大切です。

滑り止めの設置

階段には滑りやすい素材が使われていることが多く、これが転倒の大きな原因となります。

高齢者が安全に昇り降りできるよう、階段の縁に滑り止めのテープやシートを貼ると良いでしょう。また、カーペットの階段の場合は、しっかりと固定されているか定期的に確認し、緩んでいる場合は早急に修理することが必要です。

適切な照明の確保

適切な照明

視力が低下している高齢者にとって、階段の照明が十分でないと段差が見えにくく、転倒のリスクが高まります。階段全体を明るく照らす照明を設置し、特に段の境目がはっきりと見えるようにすることが重要です。

昼間も暗くなりがちな場所には、自然光を取り入れる工夫や、自動で点灯するセンサーライトを設置するのも効果的です。

階段周りの安全を確保

階段に物が置かれていると、つまずきの原因になります。特に階段の途中や一番下の段に靴や荷物を置くと、うっかりつまずいて転倒する危険があります。

階段周りは常に整理整頓を心がけ、通路を確保することが大切です。また、カーペットやマットなども、しっかり固定されていないと危険ですので、ずれないように工夫しましょう。

適切な靴の選択

高齢者が階段を安全に昇り降りするためには、靴選びも重要です。滑りにくい靴底のものや、しっかりとしたかかとのある靴を履くと、足元が安定します。

スリッパや柔らかすぎるサンダルは避け、特に屋外の階段を利用する場合は、雨の日でもグリップが効く靴を選ぶことが望ましいです。

歩行補助具の使用

バランスを保つのが難しい高齢者には、杖や歩行器を使うのも効果的です。階段を昇り降りする際に杖を使う場合、片手で手すりを使い、もう片方の手で杖を支えることで安全性が向上します。

ただし、階段専用の安全な使い方を覚えることが必要です。また、歩行補助具を使用する際には、その器具がしっかりとした支えを提供できるか確認しましょう。

焦らずゆっくり昇り降りする

高齢者が転倒しやすい理由の一つに、急いで階段を昇り降りすることが挙げられます。急ぎすぎず、ゆっくりと一段ずつ足を確実に置くことで、転倒のリスクを大幅に減らせます。

また、昇り降りの際は、つま先ではなく足全体を使ってしっかりと階段に足を置くことが大切です。

定期的な運動と体力維持

高齢者が安全に階段を利用するためには、筋力やバランス感覚を維持することが不可欠です。日常的に歩行や軽い体操を取り入れて、脚力や体幹を鍛えることが推奨されます。また、階段を安全に利用するために、専門の運動指導者や理学療法士からアドバイスを受けるのも良い方法です。

医師の診察とサポートの導入

視力の低下や筋力の衰えなど、健康状態が原因で階段での転倒リスクが高まることもあります。定期的に医師の診察を受け、必要であればリハビリや補助具を活用しましょう。

また、家族や介護スタッフのサポートを受けながら、階段を安全に利用する環境を整えることも重要です。

階段の上り下りに負担を感じたら、階段昇降機の設置も一つの方法です。次では、階段昇降機を実際に設置した事例をご紹介します。

階段昇降機の事例

階段昇降機を使う

いす式で便利!!直線型の階段昇降機「昇助くんSEO9-R」

階段昇降機の設置前
階段昇降機の設置後
お住まいの長い階段も手軽に設置!!

 

2階にお住まいということで設置させていただくこととなりました。比較的、距離の長い階段で、上り下りがご負担であったとのことです。階段距離が標準より長いため、延長レールが必要となりました。

階段昇降機の設置前
階段昇降機の設置後
信頼性と安定性を考えた親切設計

 

屋内直線型階段昇降機「昇助くんSEC9K」を設置させていただきました。踊り場を挟んだ180度の曲線型階段ですので、曲線型を設置する方法もありましたが、ご家族の退院時期に合わせて、できるだけ早期に設置したいというご意向であったことから、曲線型よりも早めに設置可能な直線タイプ2台設置という形になりました。

いす式階段昇降機のレンタルがおすすめ

階段昇降機は、購入するよりレンタルのほうが手軽に設置できます。

レンタルした場合の価格シミュレーションは下の記事よりごらんいただけます。

まとめ

今回は、高齢者の転倒防止策を紹介しました。

高齢者が階段で転倒しないようにするためには、環境を整えること、適切な靴や補助具を使用すること、そして無理せずゆっくりと行動することが大切です。また、日々の体力づくりや健康管理も、安全に生活するための重要な要素です。家族や周りのサポートを得ながら、転倒リスクを最小限に抑え、安全で快適な生活を送ることを目指しましょう。